鈴鹿F1旅行
平成10年10月29日〜11月1日

 お祭り好きな一発朗9は、ビックイベントが大好き。というわけで、10万人以上が訪れる鈴鹿サーキットでの'98F1第16戦日本グランプリを観戦しました。残念ながら、今回も一発ネタは見あたらなかったっす。

Attention 写真をクリックすると、拡大写真が見られます。

10月29日 出発

 F1通である高校時代の友人M野氏(右の写真)とともに、JR東京駅23時43分発の「ムーンライトながら」にて、名古屋へ向けて出発。
 そうそう、右の写真がチケットになります。これは、第2コーナーのS字カーブ寄りの「F席」のチケットです。値段は3万4000円。高すぎ!!

10月30日 フリー走行

 早朝、名古屋駅に到着する。その後、30分ほど待ってから関西本線に乗り換えて三重県の県庁所在地の津へ向かう。あれ、津だと鈴鹿サーキットを過ぎてしまうじゃないかと、思った人はかなりの地図帳マニア。その通り、すぐには鈴鹿サーキットへ行かず、その前を通り過ぎて、津へ行ったのです。なぜでしょう?実は、我々は宿がとれなかったので、トレン太君で津営業所の駅レンタカーを借り、それに寝泊まりすることにしていたのです。それが、先に津へ行ったわけ。そして、カローラを借り、鈴鹿へと向かう。しかし、道に迷い予定より1時間以上遅く到着する。

 鈴鹿サーキットへ到着して、まずは駐車場を借りなければならない。できるだけサーキットの近くの駐車場が良いと思い、サーキットに最も近い駐車場に車を置く。その駐車料金が、めちゃ高!なんと、3日で1万3000円!!!ほんと、何もかも高いざんす!

 こんな風にして時間が過ぎ去って行き、午前11時になって、F1のフリー走行が始まる。そこで撮った写真を、何枚か載せておきます。

 自分の席から望んだS字カーブの様子。ここを曲がって行くマシンの音が各チームで違い、マシンの好不調がF1素人の一発朗9にもわかった。
 自分の席から望んだ第1コーナーの様子。ここが決勝レースでの抜きどころ。
 目の前を通り過ぎる、ミハエル・シューマッハのフェラーリのマシン。非常に鮮やかな赤だった。写真だともちろんわからないが、マシンが通り過ぎるときの音は、暴走族のそれの比じゃない。すごくうるさい。
 午後場所を変え、鈴鹿の名物である超高速コーナー「130R」で撮った、ミカ・ハッキネンのマクラーレン-メルセデスのマシン。よくこんな急カーブを、200km/h以上の速さで曲がれるもんだ。

10月31日 公式予選

 この日は、公式予選。誰が決勝でPP(ポールポジション)をとるか、決める日です。午前中はフリー走行が行われ、午後1時から公式予選が始まりました。

 公式予選は、3週を1セットとして行われます。1週目はピットから出発し、本番の2週目のために流します。そして、最終シケインを曲がり終わった後、メインストレートで加速してから、2週目のタイムアタックに挑みます。そして、3週目は再び流して、ピットに戻ります。それを3,4セット行って、そのうちの最短タイムで競います。

ここでは、その様子をレポートいたします。

 公式予選開始から5分ほど経つ。メインスタンド前のピットの方向を眺めるが、なかなかマシンは現れない。各車、相手の様子をうかがおうとして、牽制し合っているのだろうか。
 やっと出てきたのが、プロスト(かの有名なアラン・プロストが率いるチーム)のマシン。M野氏曰く、今年のプロストは去年と違って、マシンが遅いとのこと。
 M野氏曰く、上位チーム(マクラーレン、フェラーリ等)は予選終了近くになってから、ようやく走り出すことが多いと聞いていたが、開始後3台目にいきなりハッキネンが登場。もちろんこの後、ハッキネンがトップにたった。
 ハッキネンが1セット目を走り終えてから約10分後、シューマッハが登場。速い!他のマシンと比べると、特に、第2コーナーの通過の仕方が非常になめらか。結局、シューマッハがトップのタイムを叩き出し、PPを獲得する。
 こちらは、日本の中野信治。明らかにマシンが遅く、可哀想だった。M野氏曰く、高木虎之助よりも目立たないが、実力は彼より上だとのこと。

11月1日 決勝

 ついにやってきました、決勝の日。今年のF1は、ミカ・ハッキネンとミハエル・シューマッハの一騎打ちだったけれども、この日の鈴鹿でその決着がつくとあって、わくわくしました。

 決勝は午後1時からで、午前中は、F1のフリー走行と、F1ドライバーズパレード、空き時間の余興であるシビックレースの決勝等がありました。それらの様子をレポートします。

 ズームイン機能がないデジタルカメラで撮ったので細かくて見にくいですが、ドライバーズパレードではじめに出てきた、去年のチャンピオン、ジャック・ビルヌーブ。レースでは完走するも、いいところがなかった。
 こちらも見にくいですが、ハッキネンのパレード車。我々がいたスタンドに向かって、大きく手を振ってくれた。逆にシューマッハは、ツンとしてただ乗っていただけだった。
 数珠繋ぎになって走る、シビックの群(むれ)。F1と違って40台ぐらい走っていたので、うじゃうじゃしていて面白かった。
 こちらは、シビック「57号車」の写真。優勝した車?いえいえ、ビリから3番目です。ビリから2番目と激しいデッドヒートを繰り広げていたので、なぜか応援してしまった。

 午後1時になりついに決勝が始まる。最初から波乱含みのレースで、なかなか面白かった。その様子をレポートします。

 スタート間近のメインスタンド付近を見る。すると、いきなりピットからたくさんの人が出てきて、大騒ぎ。プロストのマシンにトラブルがあったらしい。しきり直しで2回目のスタートでは、シューマッハのマシンにエンストが発生!シューマッハは最後尾にされてしまう。
 ついにスタート。シューマッハの代わりに、ハッキネンが先頭を切る。写真には写ってないが、シューマッハはロケットスタートをし、ビリから一気に10台以上抜く。これには観客総立ちで、一発朗9も震えたっす。
 その後、快調にとばすハッキネン。その後、一度もトップを譲り渡すことはなかった。逆にシューマッハの方は、順位を上げるも、結果4位のデーモン・ヒルを抜かすことができず、足踏み。
 3?周目にシューマッハのタイヤが破裂し、シューマッハはリタイア。破裂した瞬間、火花が飛んでいた。これでハッキネンの優勝は確実なものとなった。写真は、路肩に止まるシューマッハのマシン(スクリーンの下あたり)と、その横を通過するハッキネン。
 ずっと一緒に走っていた、フレンツェン、ヒル、ビルヌーブの4,5,6位集団。抜くわけでも抜かれるわけでもなく、つまんなそうだった。
 ついに勝利を手にし、年間チャンピオンの座を獲得したミカ・ハッキネンのウィニングラン。おめでとうございます。併走するのは、2位になったエディー・アーバイン(M野氏曰く、シューマッハのために、ハッキネンに対して露骨な邪魔をする人)。

 こうしてF1観戦は終わり、帰途につく。帰りに大渋滞で苦労するも無事にレンタカーを返し、津から電車に乗り名古屋に行き、再び「ムーンライトながら」で千葉に戻る。

 来年、大学院の入試がある一発朗9はこれからしばらく旅行に行けそうもない。次の一発旅行は、いつになるやら?


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一発朗9