三厩(みんまや)雪合戦編
平成11年1月1日

 昨年から、元旦のみJR東日本全線が新幹線も含めて乗り放題の「お年玉フリー切符」が発売されている。こんなお得な切符は一発旅行に使うしかないだろうとのことで、この切符を使って本州の北の端まで行って来ました。

Attention 写真をクリックすると、拡大写真が見られます。

 電車通である高校時代の友人M田氏(右の写真)とともに、JR稲毛駅平成11年1月1日 0時13分発の快速にて東京駅へではなく、まず成田山新勝寺へ向けて出発。まずは、初詣を済ませてしまおうということ。

 午前2時頃に成田山の境内に到着。表参道の途中から行列ができていて、境内にたどり着くまでJR成田駅から50分ぐらいかかった。写真を撮ってみたが真っ黒で、デジカメの非力さを感じた。
 成田山へ行った証拠にとM田氏がそこらに転がっていた石をお持ち帰りになった。それをデジカメで撮ってくれと言うので、撮ってあげた。う〜ん、意味不明なり。

 参拝が済むと、JR成田駅から常磐線経由で東京駅へと向かう。そして、午前4時過ぎに到着する。

 到着すると、まだ短いが早くも行列ができていた。お年玉フリー切符は自由席しか座れない切符なので皆さん気合いが入っておられる。実は、私たちは去年(平成10年)のお年玉フリー切符で「こまち号」に乗ろうと思い、午前5時頃行ったら座れないどころか乗り込めなかった経験があり、その教訓で早く行ったのである。
 午前5時15分に改札が開始され、青森方面に向かうので「やまびこ65号 盛岡行き」に乗り込んだ。早めに到着した甲斐があって、悠々と初日の出が拝める東側の窓際に座ることができた。そして、午前6時00分発車する。
 午前6時50分を過ぎた頃、ちょうど列車が宇都宮を通過した頃だが、初日の出を見る。生まれて初めて見た初日の出だったが、格別に美しかった。

 初日の出を見た後、あまりにも眠いのでぐっすり眠りこけてしまう。仙台で停車したのも気づかず、気づいてみたらもう盛岡。盛岡では青森方面に向かうので「はつかり1号」に乗り換える。乗り込んだときにはすでに座れない状態で、しばらく立っていた。

 八戸駅を過ぎてやっと座れることができた。そして、余裕が出てから初めて撮った写真がこの三沢駅の写真。青森駅まであと1時間ぐらいである。
 八戸駅まではあまり雪は積もっていなかったのに、三沢駅を過ぎた後は窓の外は雪景色。だんだん雪合戦がしたくなってきた。
 ついに青森駅に到着。写真右が私たちが乗ってきた「はつかり1号」で左が「いなほ号」。東北一周を企てているらしく、すぐに「いなほ号」に乗り換えて秋田・新潟方面へ向かう人が多く見られた。去年は私たちはその逆のルートを進み、新潟から「いなほ号」で秋田へ行き「こまち号」で東京へ帰った。
 津軽半島最北の駅「三厩駅」へ向かうため、青函トンネルを通って函館まで行く「快速海峡5号」に乗り込む。ドラえもんの外装がなかなかよろしい。
 途中の「蟹田駅」から「三厩駅」方面への列車に乗り換える。「三厩駅」まではもう少し。
 午後1時、「三厩駅」についに到着!早速駅から出て、周りの景色を見に行くことにした。
 三厩の駅前通りをバックにマルボロを吸う一発朗。駅前にラーメン屋さえもない。食堂が1件だけあったが、1月4日までお休みとのこと。元旦から営業している都会の店の方が異常ですな。
 おおっ、川が凍っているぞ。寒〜。
 千葉ではもうお目にかかれない「タブクリア」なみに寿命が短かった「ベジータベータ」を発見!しかもペットボトル。三厩村民には人気が健在らしい。

 その後、M田氏と共に今回の旅行の目的である雪合戦をする。デジカメが壊れるといけないのでその様子は撮らなかったが、身も心もかなり寒かった。

 雪合戦が終わって駅に戻る。服が雪でびしょぬれ。駅のストーブで暖まることにする。
 次の列車まで2時間ほどあるのでストーブで暖まっていると、駅長さんが「駅前に店がなくて腹へっただろう」とおっしゃり、なんともちをくれた。ありがたや、ありがたや。
 青森行きの列車が着いて、三厩駅を後にする。駅長さん(写真中央)、ありがとうございます。

 その後は、行きと同じルートを逆戻りして千葉への帰路につく。F1編で「次の一発旅行はいつになるやら」と書いたが、本格的な旅行はできないとしても、このぐらいの「一発」旅行はできそうだ。その前に、2月の頭の期末試験と院試の勉強をそろそろ始めなければなあ・・・・

戻る


一発朗9