PORTUGAL編[4]
平成19年10月17日〜10月20日
テーマ曲:Amalia Rodrigues "Barco Negro"
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再びリスボン

10月17日夜 ファド鑑賞

 ホテルから路面電車に乗って、リスボンの中心部へ向かいます。目指すは、ポルトガルの民族歌謡ファド(Fado)を聴けるファドハウス。
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 ポルトガル旅行の最初の日に見た同じ門の夜景です。夜景だときれいです。
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 リスボンの街角にはあちこちに人形が立っています。人形と一緒に写真撮影をしました。
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 夜景その3。こちらも幻想的。
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 旅行初日に行ったリスボンのカテドラルの近くにある、Clube de Fadoというファドハウスに入りました。なかなかいい雰囲気の店です。
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 ファドハウスは入れ替え制で、ファドを聴ける部屋が空くまで、手前の部屋でおつまみとお酒をたしなみます。しかし待ち時間が長く、近くにいた外人のお姉さんは、店員のおじさんへ怒っていました。
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 ようやくファドを聴ける部屋に通されました。お酒がまわって、もうすでにべろんべろんです。
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 まず、おじさんが歌いはじめました。部屋の照明は真っ赤で、もともと哀愁漂うファドの音色を、さらに哀愁を深く感じさせてくれます。
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 おじさんの次は、お姉さんが歌いました。女性の歌声もなかなかのもの。
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 ファドを聴き終わり、店を出ました。ファドはなかなか良かったです。夜遅いので、タクシーでホテルに帰りました。
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10月18日 シントラ、ロカ岬観光

 ポルトガル旅行で観光の最終日となりました。ホテルの中庭で朝食をとりました。宿泊したAS JANELAS VERDES Boutiqueは、ブティックという名がつく通りおしゃれなホテルでした。
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 ホテルを出て、最寄の駅から列車に乗りました。ここから、昔の王宮があった、リスボン近郊のシントラ(Sintra)という地区へ向かいます。
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 途中の駅で1回乗り換えます。列車にはひどい落書きがありました。後にドイツでも同じような落書きを見ましたが、ヨーロッパは落書きがひどいですね。
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 シントラの駅に到着。まずはここから歩いて、シントラ宮殿(Palacio Nacional de Sintra)へ向かいます。
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 シントラ宮殿につきました。中は写真撮影禁止でしたので写真はございません。時間はあまりないので、中をさっと見た後、バスに乗って近くのペーナ宮殿(Palacio Nacional da Pena)で行きました。
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 こちらがペーナ宮殿です。急峻な山のてっぺんに立っています。
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 ペーナ宮殿はシントラ宮殿とは全く異なる装いで、イスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエルなどさまざまな建築様式のごちゃまぜとのことで、まるでディスニーランドにあるような感じです。
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 ペーナ宮殿も、シントラ宮殿と同じく中は写真撮影禁止でした。城のてっぺんからの眺望は素晴らしかったです。
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 シントラの後は、バスでロカ岬(Cabo da Roca)へ向かいます。ユーラシア大陸のほぼ同じ緯度の両端にあるという意味で、ロカ岬と一発朗が愛する犬吠埼(千葉県銚子市)は友好関係にあります。犬吠埼で友好記念碑を見たことがあったので、この旅で是非行ってみたいと思っていました。バスの途中では、小さな村のかわいらしい町並みを見ることができました。
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 バスに揺られて30分、辺りに家がなくなってきて緑に包まれたと思ったら、その先に灯台が見えてきました。
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 ロカ岬の観光案内所に到着。帰りのバスの時間を確認後、辺りを散策します。
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 岬の先にそびえたつ石碑で、ほかの観光客に写真を撮ってもらいました。石碑には'PONTA MAIS OCIDENTAL DO CONTINENTE EUROPEU'(ヨーロッパ大陸の最西端の地)と刻まれています。ユーラシア大陸の東端は犬吠埼ではなくロシアのデジニョフ岬ですが、ロカ岬はユーラシア大陸の真の最西端に位置しています。
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 こちらはロカ岬の灯台。灯台は小さく、灯台的には犬吠埼の方がランクが上の模様。
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 ロカ岬のまわりは、このような断崖絶壁。絶壁ぶりは、ロカ岬の方がランクが上か。
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 しばらくたつと日が海に沈んでいき、素晴らしい風景になりました。風景が大変気に入って写真を撮りまくっていたら、S木氏があっけにとられていました。
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 ロカ岬からリスボン方面に帰るためにバスを待っていたら、昔飼っていた犬によく似た犬がいました。フィジーベトナムでもよく似た犬がいたのですが、雑種の犬はこういった模様になりやすいのだろうか。
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 ロカ岬から、鉄道の駅があるカスカイス(Cascais)という町に到着。カスカイスも見どころがある街なのですが、もう夜になってしまったので、素通りして列車に乗り込みます。
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 カスカイスからリスボンへの列車を途中下車し、世界遺産にもなっているベレンの塔を見学しました。ベレンの塔は、ヴァスコ・ダ・ガマのインド航路発見やマゼランの世界一周の偉業を記念して、16世紀に建設されたものであり、大航海時代好きとしては見たかったものでありました。
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 ベレンの塔のすぐ近くには、1940年の万国博覧会の際に建てられた「発見のモニュメント」があり、これが今回の旅行で最後にみた名所です。海側の先端にエンリケ航海王子が立ち、それに多くの航海者たちが続いているそうです。まさに、ポルトガルの歴史上の黄金時代を称えたものです。この後、ホテルに戻り、帰国に向けた準備をしました。
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10月19-20日 帰国


 シントラとロカ岬へ行った日の翌朝、タクシーでリスボン国際空港へ向かい、帰路につきました。リスボン国際空港では、ワインを買いすぎたために、荷物が飛行機に預けられる重量を大幅に超過してしまうというハプニングに見舞われ、別便で発送する手続きなどに追われました。さらに、経由地のパリ・シャルルドゴール空港にても、EU圏から出る際の税金の払い戻しをしてもらえる場所がわからず、アタフタしてしまいました。そのため、帰路では写真を撮る暇がなく、発見のモニュメントで撮影した写真が最後となりました。

 今回の旅行は、ハネムーンにも関わらず完全な自由旅行で、どうなることかと心配な面もありました。しかし、大きなトラブルなく帰国することができ、かつ普通のツアーでは行けないような場所に行くことができたので大満足です。また、ポルトガルの人々も穏やかで優しく、嫌な思いは全くしませんでした。日本からは旅行先としてあまりなじみのない国ですが、自信を持っておすすめできます。

 最後に、忙しいからと後回しにし続けたため、この旅行記を完成させるまでに実に5年もかかってしまいました。この点には反省しきりです。旅行記は人生の大事な記録でもあるので、今後は忙しくても無理やり時間をつくり、できる限り作成し続けたいと思います。次の海外旅行先は、仕事で行ったドイツです。一発旅行「ドイツ編」をお楽しみに。
発見のモニュメントにて

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